この土日はオタクション、リアニEXとそこそこ疲れまして昨日一日中ずっと寝てたgekkoです。うん、楽しい週末だったけど体力は尽きたかな!
1/21のオタクション4ですが、東京・長野・静岡からゲストを3人お呼びするというなんとも豪華な仕様で大盛り上がりでした。
いつものお客さんに加えて県外の方や、多分レイヤーさん(?)の方に多くお越しいただきプレイ前に緊張していたのを覚えています。
そんな中で今回のZiLは前後半に分かれて自分は後半の10分ちょいを担当しました。
これ決して仲が悪いわけではなくて純粋に映像の仕込みにものすごく時間がかかったり、打ち合わせが大変っていうことでこうさせていただきました。
10分間だけという前代未聞の出番でしたがやりきらせていただきましたよ♪
今回は10分間という縛りでありましたが個人的にもう二つ縛りを用意いたしました。
・すべて原曲でプレイする
・盛り上げずお客さんを休ませる、それでいてフロアにお客さんを溜める
まず最初の「原曲でのプレイ」に関してです。
これはイベントとあまり関係ないのですが前回出演した梨アニ2で自分は思いっきりクラブに寄せたプレイをしました。(これ実は前回のオタクション3が原因の一つなんですけどね)
このプレイマジで楽しかったんですが「逆に原曲でやったらどうなんだろ」みたいなことを思いついたんですよね。
ほぼほぼきまぐれだったんですけどそんな感じでプレイすることになりました。
そして二つ目の「盛り上げない、お客さんを溜める」について。
最近アニクラや普通のイベントでかなり思っていることなんですが「全員がブチあげるようなプレイをしてしまうと疲れる」っていうことなんですよ。
BouncY02をオーガナイズするにあたってある程度はゆったりめなゾーンを作ったりして対策しているんですが、一部のアニクラやEDM界隈のように「前提知識が重要視される」場においては盛り上がるアンセムばかりかかるんです。
これがマジで辛い。特にスペース101に関してはものすごく音圧があって文字通り殴りかかってくる音響だと思っています。
全員がそうするっていうわけでなくて何人かがゆったりしたゾーンを組むべきだなって思っていました。
また、自分の出番がアニソンディスコの鮫島さんの前だったんですよね。
事前に主催から伝えられていましたし、リアニのアーカイブをチョロっと見てもすごいブチあげる人だったんですよ。
なので自分のターンで「お客さんを溜めつつクールダウンさせよう」と思ったんですよね。
前置きがかなり長くなってしまいましたが、こういう縛りのなかでどんなセットをしたのかっていうのがこちらになります!
あと、ついでにいうと今回ニコニコプレミアム会員になったのでニコニコの方に高画質でアップロードいたしました!
たった10分少しなので是非ご覧ください!
というわけで一曲一曲解説に入りたいと思います!
1.KisS(THE iDOLM@STER)
はい、今回初手にて優勝させていただきました。
開催日である1/21はアイドルマスターの四条貴音さん、その声優である原由実さんの誕生日。というわけでこの場を通してお祝いさせていただきました。
KisSは厳密に言えばプロジェクト・フェアリーの曲なのですが10th LiveやMASTER ARTIST3にて貴音さんソロのKisSが歌われています。
この謎のエロさ、たまらないですよね。
また、この映像ですが例のごとくライブ映像しか公式の映像がないので「ほぼ一から作りました」
特にイントロの15秒に6時間近く費やしてるので是非見てあげてください。マジで辛かった…
2.Hotel Moonside(THE iDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
まあキスだしBPM129だし、こうなっちゃいますよね。
みなさん既にご存知、クラブアンセムHotel Moonsideです。
実はアニソン原曲でやると豪語していたので使う予定じゃなかったんですよ。だって反則技みたいなもんじゃないですか!
すべて貴音さんの所為ですね。この辺りでフロアの熱狂がすごかったような記憶があります。やっぱホテムン最強だよなあ…
3.Shangri-La(空中ブランコ)
KisSからホテムンはもう当たり前ですよね。これで終わるようじゃまだまです。ということで往年のディスコアンセムShangri-Laに繋ぎました。
みなさん、これがほんとのキス繋ぎですよ。
初めてZiLで出演した際にかけたのですが意外とみなさん知っていて嬉しかったです。
実はその際に一応アニソンだということを知り空中ブランコを一気に見たのですがもともとはエウレカセブンの影響で電気グルーヴを好きになった時にディグったら見つけた曲だったんですよ。
BPMも落ち着きますしホテムン後にスムーズにゆったりモードに移行するためにも最適だったのかもしれませんね。
4.少年よ(仮面ライダー響鬼)
まさかの響鬼ですね。仮面ライダー響鬼のED少年よです。
Shangri-Laや少年よってなぜか「父」っていうイメージがあるんですよね。あとは「過去の回想」みたいな。
Shangri-Laはどちらかというと過去を後悔してますけど、少年よは過去と向き合って未来を向くイメージですね。
響鬼の主人公である明日夢は一年間を通して文字通り大人へと成長していきます。
今後の流れを噛みしめるためにも、このあたりからゆったりとした雰囲気に変えていきます。
5.私色ギフト(THE iDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
少年よからいきなりポップな感じに戻ってビックリしたかと思います。
アニメ版シンデレラガールズ17話より私色ギフトです。BouncY02でもかけたように自分のなかで本当に好きな曲なんですよね。
17話を語ると記事の収まりが悪くなるのでそこまで言いませんが、この話は自分を否定されたアイドルがちょっとした視点の変更をすることで乗り越えていくっていう話なんです。是非見てみてください。
今回なにやら妹である城ヶ崎莉嘉ちゃんが好きらしい人がいると聴いていろいろと考え込みました。実は美嘉莉嘉はファミリアツインというユニットがあるはずなのにデュエット曲がないんですよね…だけど莉嘉の曲はBPMが速いので使えない…
じゃあどうしようって考えた時に「17話を莉嘉の成長劇をメインにして描こう」と決めました。自分自身は美嘉が好きなのですがそれは莉嘉ちゃんのように「尊敬する人として」見ている節があり、初めて莉嘉が美嘉から離れ「お姉ちゃんごめんなさい、今日の仕事頑張るから見に来て!」と手紙を書いたこの回はまさに成長を表す回なんですよね。
そして最後に美嘉に「カリスマJC城ヶ崎莉嘉」と認められる。姉を本当に好きな莉嘉ちゃんなら嬉しくないはずはないんです。
そして話は前後しますが自分はなぜか17話を見るたびに仮面ライダー響鬼を思い出していました。理由はわからなかったんです。だけど自分のこの気持ちを信じてセットに入れました。
そして動画を作ってて気づいたんです。「両方とも自分の尊敬する人から独り立ちしていく成長の物語」だということなんですよね。そしてそれを表すのが「河原を自転車で漕ぐ情景」
莉嘉と明日夢は同じなんです。
6.奏(一週間フレンズ。)
完全にフロアがお葬式状態になりました。
一週間フレンズより奏です。このアニメも相当のディストピアですよね。
好きな子に何度もなんども忘れられる、それでも乗り越えたけどその先でまた振り出しに戻る。こんな辛い話があるでしょうか?
映像も私色ギフト同様辛いものをなるべく抽出しました。
イントロまでは4話の美しい綿毛が舞うシーン。歌い出してからははじめが現れすべてが崩壊したあとのシーン。
長谷と藤宮さんの繊細な関係を描くのはかなり難しかったですが、藤宮さんに忘れられることの辛さを体感していただけたら嬉しいです。
今年実写映画もやることですし、ある程度タイムリーだったかもしれないですね。
7.Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜(スワロウテイル)
自分は普段Remix等でプレイする代わりにお客さんの知っている曲・期待している曲を使ってプレイしています。ですがこのプレイは原曲オンリー。
なのですでにお分かりだと思いますが知らない曲でもガンガン使っていきました。
その最たるものがこれ、およそ20年ほど前の映画「スワロウテイル」の主題歌です。
自分はまず「アニクラ」っていう言葉が嫌いです。
なんでかっていうとドラマやゲーム、映画だって同じ時間軸を持った絵を主軸にしている媒体なのに何故アニメだけに拘るんだろう。なんて考えちゃうんですよね。
自分はアニメもゲームも映画も小説も直喩的なストーリーを持った媒体は同じように楽しむんです。だからアニクラと称してそれ以外のコンテンツがないように思えるのがすごく嫌なんですよね。
だから今回は少し勇気を出して映画音楽を取り入れてみました。
charaの美しい歌声に、岩井俊二のリリック、小林武史の音楽。素晴らしいものだらけなんです。
この機会に岩井俊二の映画を見てくれるお客さんが出てきたら嬉しいです。
ですが少し思惑は外れたようで、終わったあとにいろいろな人に反響をいただきました!
意外と知っている人が多くて嬉しかったです!
一応アイマスのあずささんがカバーしているなんていう言い訳を考えていたのですが、受けたようなので問題ないですね。今後もバンバンやっていきますね!
8.STORY WRITER(交響詩編エウレカセブン)
自分と言ったらやっぱりエウレカセブン。ということでSTORY WRITERで締めさせていただきました!
今までは盛り下げてきましたけど、そのままバトンタッチはさすがに次の鮫島さんに申し訳ない、と思ったので最後だけテンションがあがるようにしてみました。
映像も今まではディストピアを感じるようなものが主体でしたが、これに関してはエウレカセブンが持つ「自然・世界の楽しさ、素晴らしさ」をピックアップして楽しく、そして次へのワクワク感を持つ感じにしています。
自分がなんでエウレカセブンが好きなんだろうっていろいろ考えたりするんですけど、純粋にスカブに覆われたあの星で空高くまでリフをしたいっていう憧れが大きいんですよ。
だからあえて言葉を付け加えるなら「期待」ですよね。
自分もお客さんもゲストDJに期待をしていますし、最後の終わり方も次を促すような妖しい雰囲気を持っていてちょうどよかったんです。
どうでしたでしょうか?
決して盛り上がり切るようなセットではない落ち着いた感じですが自分としては大満足のセットリストです。
あ、あと自分のあとのゲストDJ鮫島さんはやはり最高にブチあげてくれました。こういったセットにしてよかったです。
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