昨日購入したreloop製PCDJコントローラーBeatmix4ですが、この度MIDIマッピングをやり直しました。
おそらく初心者さんには優しい作りなんでしょうが、その配慮やコストカットで省かれた機能が自分にとっては必要不可欠なものが多いので再マッピングに踏み切りました。
※3/11に続きの記事を書きました!
この記事を読んだ後にご覧ください!!!
seratoマッピングの裏ワザを使いまくったらBeatmix4が最強になった件
自分の要求項目
1:HOT CUEおよびLOOPを上下4つずつではなく8つフルで使えるようにする
2:ROLLの実装を行う
3:レベルメーターの代替物を実装する
4:BPMレンジ変更ボタンを実装する
基本的にはこれらの4つです。上に行くほど要求度は高いです。
当方テクノ以外にもアニソンでプレイをするので目安としてのホットキューは欠かせません。
幸いにもseratoは既存のコントローラーのMIDIマッピングを変更することができます。
画面右上、設定やヘルプがあるところにMIDIとあるのでそちらをクリック。
そうするとMIDIマッピング画面に移行します。変えたい機能をクリックしMIDIコンの信号を送ることでマッピングできますね。非常にシンプルで簡単です。
また、機能がわからない部分があればMIDIのとなりのインフォメーションをクリック
だいたいの機能とショートカットがでてきます
機能のところにマウスカーソルを置けば説明してくれるので便利ですね。
まずは
1:HOT CUEおよびLOOPを上下4つずつではなく8つフルで使えるようにする
の対処です。
現状Beatmix4の8つのPADはA、Bの二つのモードになっていて
Aの上4つ→HOT CUEの1~4番
Aの下4つ→LOOPの1/1,2/1,4/1,8/1
Bの上4つ→SAMPLERの1~4番
Bの下4つ→SAMPLERの削除
このようになっています。
色分けされていてわかりやすいです。
自分のプレイスタイルではサンプラーなど使うわけないのでAにHOT CUEの1~8番、BにLOOPを8つ導入します。
先程の方法で各チャンネルごとに設定しました。また、マッピングに伴ってSHIFT+HOT CUEで対応HOT CUEの削除を行えるようにしてあります。
次に
2:ROLLの実装を行う
これが難関でした。ROLLというのはLOOPしている間に元の曲は普通に進行するということです。口で説明するより見た方が早いのでこちらをどうぞ
なかなか面白い機能で、グルーヴを保ちながらアクセントを入れられるので重宝しています。
しかし、seratoのMIDIマッピング機能はシンプルですが凝ったことが難しいです。
そもそもROLLはLOOPの隠し機能的存在で、設定がLOOPの裏に隠れてしまいマッピングができないです…
DJ Tech Toolによるとserato scratch live時代ではキーボードショートカットを用いて行えたみたいですが、現状のserato 1.8(Macbookpro mountain lion)ではマッピング不可能でした。
解決方法がわかる方、コメントしていただけると助かります。
なのでまず行ったのはSLIPの実装です。SLIPとはSLIPが機能している間に停止やLOOP、HOT CUE等による移動が行われても元の曲は通常通り進んでいくという機能です。ようはROLLの拡張版ですね。
この右上の▽のマークがSLIPです。
これをCUPボタンに割り振りました。CUPという言葉に聞きなれない方多いでしょうがこれはreloop社特有のボタンでCUE+PLAY、つまりこれを押せばCUE位置からPLAYできるんですがいりません。
いつもCUEを押してうまくいったらそのままPLAYを押すので関係ないんですよね。
しかし、マッピングはいいのですがCUPボタンが点灯しっぱなしでパッと見SLIPかどうか見分けがつかない状態になってしまいました。
そこでBeatmix4のピッチフェーダー近くにある-のボタンをオートROLLに割り振りました。
オートROLLは直前のLOOPの長さと同じ長さでROLLするもので、このボタンとLOOPを同時に押すことでなんとかROLLが使えるようになりました。
うん、SLIPもういらない!
次に
3:レベルメーターの代替物を実装する
ですがこれは簡単でGainノブをserato内部のものにマッピングし、メーターをソフトでいじることにしました。
これで、内部のレベルメーターとGainが連動するのでとりあえずはそれを見ながらプレイをしています。
マスターGainには何故かふれなかったのですが、それはミキサーのインプットレベルを見ればいいですね。
最後に
4:BPMレンジ変更ボタンを実装する
です。最近タンテを使っていたということもあって±8あれば十分なんですがせっかくPCDJということでseratoが対応している±16、±50に対応させます。
2でピチフェ横の-を使ってしまったので今回は+をこれに割り振ります。
プラスボタンを押していくと8,16,50と変化していきます。
これでなんとか完成ですね。
そして、この再マッピングを終えたBeatmix4君ですが…
正直化けました
すごいですよ! ホットキューやループ使い放題! ロールもちょっと手間だけど十分使えます。もともと4ch用のデザインのようでその辺は使いやすいです。
サンプラーを使う方にはちょっと向いていない構成となってしまいましたが自分のプレイスタイルに完璧にマッチします!
もしかしたらserato intro向けの形状で「seratoも一応使える」程度の設計だったのかもしれませんね。
一応リマップ後の動画撮ってみました!
意外と使えますよ!!!
しかし、困った事が一つ…
PADのAバンクですが結局上下で色が違います(機能は同じホットキューです)
ちょっと気持ち悪いですね。
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