2016年12月6日火曜日

BouncY02お疲れ様でした。今回の自分のセット解説。

2016年12月3日、甲府MBにてイベントを開催しました。その名も「BouncY02」
自分が代表を務めるDJサークルの主催イベントです。

代表ということもあり、トリで回させていただきました。
多方面で活躍するメンバーに対して、自分がかけるジャンルは今はあまり馴染みのない「ハードテクノ」
受けないのは明白でした。ですが、それだからこそハードテクノでやる価値があります。



純粋に自分が好きだから、お世話になったから、いろんな人に届けたいからっていう理由でプレイさせていただきました。
こちらがセットになります。





2016 12/03  BouncY 02  gekko set list   ”I Can Fly”






1.LAY YOUR HANDS ON ME(For DJ bootleg) - Boom Boom Satellites

1曲目はこちらになります。始まり方がOPバージョンでそれ以降は普通版、キックを足した程度。
アニメに精通している方ならご存知「キズナイーバー」のOPですね。
OP映像がまずVJみたいだし、2016年の現代でこんないいテクノが聴けるなんて思いませんでした。

ですがBoom Boom Satelitesが活動休止、そして川島さんの死。自分は知ってから日が浅いのですがこれだけの物を生み出せる人が死んでしまうのはショックです。

川島さんへの弔いの思い、2016年を象徴するテクノ楽曲、前の曲がPipo Passwords、リアニ9での思い出。様々な思いを込めてプレイしました。

暗い世界から明るい世界に解き放たれるような曲のイメージもあり、一発目にはもってこいって感じでしたね。








Yumegiwa last Boy For BouncY 02 Edit - Supercar

Lay Your Hands on Meの直後、マッシュアップするように繋げました。劇場版ピンポンの主題歌、SupercarのYumegiwa last boyです。アニメ版EDの僕らについてとマッシュアップしてキック、進行を少し弄っています。

元々はエウレカセブンの影響で中2の頃に借りたSupercarのアルバム「HIGHVISION」その中に確かあったような気がします。(映画を見たのは大学生に入ってから、アニメも放映1年後くらいに見始めました)

ピンポンという作品はよく「卓球」というワードが取り上げられますが、僕自身としては「ヒーロー」という点において注目しています。
逆境に打ちかつヒーローの物語。これ以上語ると長くなるので割愛させていただきますが良い映画なので一度視聴することをお勧めします。

また、曲自体もかなり綺麗ですし、自分の人生の中で重要な位置にいるSupercarはどうしても外せませんでした。
2016年から2002年へとバトンタッチ。








Sakura Slippy - Nirgilis & Underworld

ここからが本番みたいなものですね。今年7月のリアニ、ゲッコーフロアのトリだったREV-TUNEさん一発目の曲。Born SlippyとSakuraのマッシュアップです。

この時フロアの最前列にいたのですが感動で涙を流しました。
1997年と2005年、そして2016年を綺麗に繋ぎ、レジデント最後の出番であるリアニ9の最初がこれだったんです。

SakuraやBorn Slippyはどちらもエウレカセブン、トレインスポッティングの終盤でかかるので自分の中では「祝福」、「完走する一歩手前」のようなイメージがあります。

自分と言ったらエウレカセブン、そしてトレインスポッティングは来年に20周年にして完全新作が公開予定。
そして2016年で一番衝撃を受けたDJがREV-TUNEさんのリアニ9のセット。
うまくまとめた結果がこれになりました。














この最初の3曲はなんとなく「Re:animation」のイメージがあったような気がします。
そして、Lay Your Hands on Meの「夜明け」のイメージからYumegiwa Last Boyの「目覚め」、そしてSakuraの「夢心地の朝一番に」と繋がります。
この三曲は朝を表していると同時に様々な年代のクロスオーバーであるという提示でもあります。





The Sunshine Underground - The Chemical Brothers

歌物は一旦ここで休憩しましょう。ケミカルのThe Sunshine Undergroundです。エウレカセブン43話サブタイトルの元ネタ。グレートウォールを超えた後の回です。

ケミカルブラザーズの楽曲って綺麗で、儚げで、前を向いて生きていけるようなイメージがあるんですよね。
特にこの曲はBPM140でありながら力強さはなく、ゆったりと波を打ち寄せる海のような心地のいい曲なんです。
絵の手法で言えばマーブリングのような、複雑に絡み合った構造体が一個の全体像を生む感じなのかな?

日常風景、すれ違う人一人一人はモブなどでは決してなく、それまでの人生がしっかりと存在し、今日もまた生きていく。そんなことを思い出させるような曲なんです。








Get It By Your Hands(Sky Road Edit) - Hiroshi Watanabe

また、少しエウレカセブンに戻りましょう。ご存知チャールズのフェイバリット「Get It By Your Hands」。
劇中でしっかりと流れ、ストーリーに大きく影響した名曲です。

この曲自体悲しげなのですが劇中でもこの曲が関連する回はかなり心を締め付けます。
主人公レントンが憧れだったゲッコーステイトに所属し、でも自分の憧れとは大きくかけ離れていて一旦出て行ってしまう。
その先で出会ったチャールズ・レイ夫妻は両親のいなかったレントンを明るく迎えるのですが実はゲッコーステイトの敵であり、まさにゲッコーステイト殲滅作戦の中にいた。という14歳のレントンには重いストーリーでした。

この曲はそんなチャールズのフェイバリットであり、劇中でなんどもかけられ視聴者の心に強烈な印象を与えた曲なんですよ。

更に言うと今年のリアニ9のゲストにこの曲を作ったHiroshi Watanabeさんが出ていました。残念ながらこの曲は聴けませんでしたが、物凄いドープなテクノセットでリアニというイベントを締めていただけたのだと思います。

また余談ではありますが、リアニ9のための新曲であるDignity of Life、これめっちゃ好きなんですよね。(課金したので映像のラストにgekkoの文字がありますよ!)最近っぽいちょっと遅めの曲なのでいつかハードテクノブートを作成したいものです。


Re:animationというイベントが自分にとって本当に衝撃的だったので久しぶりにかけさせていただきました。








Shangri-La the percussionz Broken Mix - 電気グルーヴ 

電気グルーヴの名曲Shangri-Laのthe percussionzさんのRemixです。
これもエウレカセブンの影響で中2くらいの時に初めて聴きました。
虹と並ぶ電気の名曲ですね。


percussionzさんと(まだ現実ではお会いできていないのですが)知り合いになれたのも元はと言えばエウレカセブンのおかげ。なので重要なイベントの時には絶対にかけたいリミキサーの内の一人なんです。

Get It By Your Handsの悲しい現実から少し時が経ち、あの頃のことを少し後悔しながら現実を直視する。そんなイメージでした。









今回のイベント開催だけでなく自分が代表を務めてからサークルメンバーにはかなり迷惑をかけてきたと思います。今思い返せばもっといろいろなことが出来たと思いますが、今更そんなことを思ったところで何も意味はありません。
それでも人は後悔するんです。




Blue Monday(Hardfloor Remix) - New Order

テクノのアンセム、エウレカセブン1話の元ネタNew Orderの「ブルーマンデー」
開催土曜日だし月曜日そんなに関係ないのですがかけさせていただきました。

歌詞の訳を載せるとかなり長くなるのですが、New Orderの前身「Joy Division」のボーカル、イアン・カーチスがアメリカツアー前日の朝に自殺。それをメンバーが知ったのが月曜の朝。それを歌ったものになります。

先に死んでいった者の気持ちは誰にもわかりません。
自分にとってそれはハードテクノなんです。2016年の現代においてハードテクノシーンなんて殆どありません。それでも好きになってしまったことのちょっとした後悔、自分自身の運命に対する疑問を込めています。









Tiger Track - KAGAMI

ピークでぶっこみました。山梨ではここ数年(自分の所為で)アンセム化しましたね。 故KAGAMIのTiger Trackです!

テクノは死んだのかもしれない。でもTiger Trackならみんな盛り上がってくれる。だから自分の中では、周りでは死んでいないのです。

KAGAMIの楽曲は無条件に楽しめるような明るいものが多いので、大好きですね。









Tokyo Disco Music All Night Long - KAGAMI

これもピークでマッシュアップしながらぶっこみました。これもみなさんご存知でしょう。ジャパニーズテクノ永遠のアンセムTokyo Disco Music All Night Long。

ドロップの声ネタが本当にかっこいいので何度でも言いたくなりますよね。
WIRE00でデモ版が一晩でなんどもかかるという当時からのアンセムです。









Blue Monday、Tiger Track、Tokyo Disco Music All Night Longの三曲は当初はかける予定ではありませんでした。
Blue Mondayに関しては曜日違い、KAGAMI2曲に関しては去年やったしみんな聴き飽きたんじゃないかなって思ってました。

ですがBouncY02のちょうど一週間前に開催されたBack 2 BellforestでBlue Mondayでみんなアガってましたし、KAGAMIの2曲に関しては自分がレコードでかけてフロアの盛り上がりが最高になっていたことを覚えています。

なんと言われようと自分にはこれしかないんだって思いました。
みんな反応してくれて嬉しかったです。やっぱりまだテクノは死んでいませんでしたね。



Star Guitar(ASKtm Reworks) - The Chemical Brothers

これはセットに入れてなかったのですが本番の時に回しながら時計を見てたら「時間めっちゃ余ってんじゃん!ヤバい!」って思って急遽かけた曲です。
ケミカルのStar Guitar。REV-TUNEさんがリアニ7の最後にかけたやつですね。

なんとなく夕焼けを見ながら一日を振り返るような、そんな気持ち良さがこの曲に詰まっているんだと思います。
今年に関していうと学祭の外ステージでもかけましたね。壮大な雰囲気を持って「終わり」っていうイメージが強いです。

ケミカルの二度づけをしてしまったのですがフィナーレ感がでてきて結果的に良かったのかなって今は思います。








私色ギフト(VDJ:gekko Remix) - 凸レーション with 城ヶ崎美嘉

イベント当日朝9時40分くらいに一応出来た曲なのですが正直まだ未完成なのでいつか完成させます…
アニメ版アイドルマスターシンデレラガールズ17話のED「私色ギフト」のRemixです。

2016年は本当にアイマスというコンテンツに出会って人生が変わったので何かかけよう何かかけようと思っていましたが美嘉のTOKIMEKIエスカレートやNUDIE★はかけまくっているのであんまし使いたくなかったんです。
そんな中出会ったこの曲。アニメ本編と歌詞が連動しているので少し語らせてください。

まずアニメではそれまで「頼れるカリスマギャル」として位置していた美嘉が346プロの大人路線への方針変換によって初めて弱さを見せるシーンから始まって、莉嘉、みりあの二人も自分を否定されるような局面にぶつかります。

ここで歌詞最初にある「あの子は可愛いね その子はかっこいいな 私にピタリあてはまる形容詞はなんだろう?」っていう部分に注目します。キュートやクールは特徴があるのですがパッションってなんなんだろう? 周りに迎合している点を取り除くと自分自身ってなんなんだろう? そんな歌なんです。

そして各々自分なりの解決方法で課題をクリアしていきます。
「一歩前へその一歩が光へいつか届く 草むらでも歩けばほら道ができる 遠回りと言われたって私は成長中 失敗繰り返して私らしさ磨いていきたい」
この歌詞が最近の自分に深く突き刺さりました。

正直な話をすると自分はサークル長やDJなんて向いてないと今でも思っています。
自分より適任な人間なんていっぱいいる。そういう理想像になろうとすればするほどから回ったんです。
そんなコンプレックスだらけの自分にほんの少しの勇気を持てばいつか自分なりの方法でうまくやることができるっていうことを教えてくれた。

だから未完成状態であってもかけなきゃいけなかったんです。
これが今の自分だっていうことをDJを通してフロアに伝えなくてはいけなかった。


いつか完成させてまたかけたいですね。
本当に名曲ですよ。








虹(VDJ:gekko short cut Edit) - 電気グルーヴ

楽しい時間もこれでおしまい。エウレカセブン最終話挿入歌にして、世界的テクノアンセム「虹」

エウレカセブン50話を完走したからこそ味わえる感動、初見時には涙を流すことすら忘れて見入っていました。それこそ、リンク、メーテル、モーリスのように。

この曲も壮大でテクノの様式に従い、徐々に徐々に音の構成要素が足されていきます。
それまで積み上げてきたものが素晴らしいものだった。この曲はそういう気分にさせてくれます。
25年くらい前の曲なので知らない人も多いとは思いましたがこの機会に知ってくれればいいかなって思います。

また、終わり方も始まりとは逆に音がどんどん減っていきます。
最後にはメインのシンセだけが残ります。この余韻で今日1日を振り返ってくれたらいいな、自分だけじゃなくてBouncY02全部の楽しかったことを思い出してくれたらいいなって思いました。


そして2014年11月、初めてのサークル主催イベントでかけた最初の曲がこれでした。
自分自身のどうでもいい拘りであったのですが「虹に始まり虹に終わる」物語の始まりと終結を同時に内包する曲なんだと思っています。

壮大なスケールで頑張ってきたイベントだからこそ壮大な曲で終わる。

BouncY02において自分が最後にこの曲を持ってきたのはそういう自分の気持ちがあったからです。











今回のセトリは全体的に「最終回」「ありがとう」「gekkoの21年間」っていうテーマでプレイしました。
テクノDJ、アニソンDJとしてはズルいような選曲でイベントの締めくくりに最適なセットでプレイできたと思います。

自分はいつも「その場に最適なDJをする」っていうのを目標にしています。
今回はまさにそれができたんじゃないかなって思っています。
まさに終わりのDJセットでした。


そして、イベント運営を手伝ってくれたサークルメンバーにありがとう、わざわざ遠いところからお越しいただいたFish&Chipsのお二人にありがとう、県内外問わず楽しみにしてお越しいただいた全てのお客さんにありがとう。そんな気持ちが自分のDJセットによって少しでも伝わってくれていたらいいかなって思います。

そして、自分自身の21年間の人生で出会った全ての人、サブカルチャーにありがとう。今の自分を形成してくれたのは間違いなくこの世界です。色々と失敗と挫折を繰り返してきましたがそれこそ「私らしさ」です。

自分は人よりも不器用なのでちょっとずつ前進して前に行く、そしていつかそれを振り返れる時が来たらいいなって思っています。








長くなってしまいましたがまだまだ語りきれてない部分が多いですね。
気になる人は直接話してくれると嬉しいです。

駄文でしたが読んでいただきありがとうございました。