この機材はおそらく動画をご覧になった方が早いかと思います。
冒頭でも書いたように大きな特徴は何と言っても「ジョグなし縦長」でしょう。
ジョグを廃したことで携行性が増し、狭いブースでも置きやすいといったメリットがあります。
似たような機材ではTraktor Kontrol Z1やAkai AMX、XONE K2などがありますね。
普段遣いのDJコンとして検討し、色々弄ってわかったことを以下にご報告いたします。
メリット
・音はまあまあ
実売ではpioneerのDDJ-400程度ですが、体感上それと同等か少し良い音かなあと感じました。
バスパワー駆動ですので流石にGAINは小さいのですがそれでも不十分はしないかなあと思うくらいは出ます。
・大体の機能が一台で完結する
これが一番のメリットだと思います。Traktor Kontrol Z1はミキサー機能しかありませんし、AKAI AMXではホットキュー等地味に制限があり、同社サブコンであるAKAI AFXとの併用が推奨されています。
MIXTOURではミキサー機能はもちろん、PLAYやCUE、4つまでのホットキューに対応しているのでサブコン等なくとも結構自由度があるDJができると思います。
デメリット
・言うて大きい
こちら買うとわかるのですが、いかに持ち運びが楽とはいえDJコンはDJコン。想定している2回りは大きい印象でリュックに入れて持ち運ぶにはギリギリのサイズです(他の縦型コンも大体そうかと)
・操作性が悪い
これが個人的には問題でした。
PLAYやCUE、さらにはホットキューまで使えるのですがこれがバンク切り替え方式で行われています。小さい筐体で多くの機能を網羅するにはこうならざるを得ないのですが、それでもボタン配置が小さいと結構扱いづらい印象がありました。
・質感が少し安っぽい
上の問題に加えて、ツマミやフェーダー、ボタンの質感が所謂安物っぽい感じがあります。特にフェーダーの引っかかる感じがちょこっとだけ気になりましたね。
・マッピングほぼ必須
元々がDjayと言うソフト専用と言うこともあるので、マッピングは必須となります。前述の通りボタンやバンク切り替えなどによって色々な機能を詰め込めるのですが、欲しい機能に割り振れるかはちょっと悩むところが多いかなあと思います。ここらが初心者の方には難しいかなと感じますね。
こんな感じの印象を受けました。
小さくまとまってはいますが、それでもその限度だったりそれによって生まれた制約だったりが個人的に気になってしまいました。(いい機材だとは思うので欲しい方は自分のニーズに合わせて購入検討をしていただけると!)
MIXTOURはDjayに対応している機材ですが、マッピング次第ではTraktorやRekordbox DJでも使える便利な機材。
お遊び程度ですがRekordbox DJをメインの自前マッピングを以下のリンクに置いておきます。(https://drive.google.com/drive/folders/1DxNeIhLSf8G3yT9caFMCSmWcut5h3xSz?usp=sharing)
こちらのマッピングはMIXTOURの見た目そのままにマッピングしたもので、以下の点だけ異なります
・FILTERノブを各chピッチフェーダーに変更
・FILTER/FXをテンポレンジに変更
※お遊びで作成したものなので不具合があるかもしれません。その際は直して使用してください…
0 件のコメント:
コメントを投稿